仕事や生活に多忙な現代では、リラックスできる心地よい場所が望まれています。クライアントからの要望は施術室の数や広さを確保することと、インスタ映えすることでした。
安らぐための空間として既存の天井高さ2.7mは高すぎると考えました。また施術室へ導かれるときから期待感が得られるような通路空間にしたいと考えました。そこで施術室は密閉した個室とはせずに仕切り壁の高さを2mにおさえ、出入口を暖簾とし、全ての施術室が空間を共有していることを感じられるようにしました。このことはローコストで仕上げるために既存に極力手を加えず、空調や照明などの数量を抑えることにもつながりました。